高齢になって患った肝炎を克服して、以前よりも元気に

2018/11/07 公開

  • 中医学体験談

高齢になって患った肝炎を克服して、以前よりも元気に

<中医学体験談03>9歳のときに白目や歯茎に黄疸が出て、肝炎と診断された「クララちゃん(ロングコートチワワ♀・13歳)」。もともと病弱で、よく熱を出していたそうですが、肝炎が治ったばかりか「最近は熱も出さなくなった」と飼い主のFさん(千葉県八街市)も驚いています。

 

 

もともと体が強い方ではなく、ごはんもあまり食べなくて、よく熱を出したりしていました。そんなクララが9歳になってすぐにまた高熱を出して、食欲もなく、もう立ってるだけで辛そうな感じになってしまったんです。

 

いつも定期健診を受けている動物病院へ駆けつけると、先生は「黄疸が出てるようだね。血液検査をしてみよう」とおっしゃいました。白目や歯茎が黄色くなっているということでしたが、チワワって黒目が大きくて白目があまり見えないでしょう。私が見ても、ぜんぜんわからなかったんです。血液検査の結果は肝炎でした。超音波検査で胆泥や胆石も見つかりました。

 

まず安静にするようにと。それから飲み薬やサプリメントを処方され、食事のアドバイスを受けました。少しでもたくさん食べて元気になってくれるように、療養食や手づくり食を工夫したのと、水分をたくさん摂ることも大事だというので、ただの水ではなく鶏の胸肉やささみで出汁をとって水で割って飲ませました。

 

食事や水分補給の工夫はいまも続けています。先日、病院のスタッフさんに「最近、熱出さないですね」と言われました。劇的な変化はわからなかったのですが、肝炎はいつのまにか治ってて、さらには以前より体調がよくなっている感じで、こういうのも漢方の効果なのかなと思っています。

 

愛犬の体質や体調を理解して、健康長寿をめざしましょう。

獣医師/若山 正之 先生

もともと病弱で、発熱や嘔吐することがたびたびあったのですが、このときはかなり衰弱していました。黄疸の症状が見られたので肝臓疾患を疑い、すぐに血液検査をした結果、ALT、ALP、GGTといった肝機能の数値が高くなっていました。肝炎による肝障害です。

まず安静のために入院、点滴を施し、次には肝機能回復のための投薬と食事療法を行ない、退院後も続けました。肝臓は、食べるものによってその働きに影響が出やすい臓器ですので、良質なタンパク質を摂取できるような手づくりメニューをアドバイスし、体を冷やさないように腹巻などを利用してもらいました。中医学サプリや食事療法を続けたことで肝炎は徐々に改善されていき、いまでは肝炎を起こす前よりも元気になったと思います。

クララちゃんの体質を飼い主さんがよく理解されていたことが、病気の早期発見と回復ににつながりました。健康長寿のためには、まだ若い、元気だからと安心せずに、ペットが0歳のときから体質や体調に関心を持っていただくことが大事だと考えています。

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