膵炎を二度経験して、 食餌には特に気をつけています。

2024/01/04 公開

  • 中医学体験談

膵炎を二度経験して、 食餌には特に気をつけています。

<中医学体験談10>下痢と嘔吐、激しい痛みで苦しんだ「うふちゃん/キャバリア・キングチャールズ・スパニエル♀(5歳)」。Aさん(兵庫県神戸市)は前に飼っていた犬も急性膵炎になったことがあり、このコの場合もまったく同じ症状だったので急いで病院へ行きました。

 

1歳のときです。検査の結果やはり急性膵炎との診断で、1週間ほど入院して点滴を受けました。退院してからは、脂肪分の多い食餌はよくないということで、低脂肪のペットフードに変えていたのですが、もう大丈夫だろうと普通のペットフードに戻したら、半年後にまた同じ症状が。また緊急入院するはめになりました。このままではよくなってもまた再発してしまう。体質から改善しなければいけないと、主治医の先生が漢方治療を勧めてくださいました。

膵炎がよくなってもウンチが柔らかいことが多く、このコはお腹が弱いのかなと心配でした。

またキャバリアにしては毛が短めで、それも気になっていたのですが、数種類のサプリメントを処方していただき、この3年間で、どんどん元気になってきました。お腹をこわすこともなくなり、今は健康な状態が維持できています。短かった耳のあたりの毛も伸びて、きれいになりました。

先生からは、体調がよくなれば毛や爪もきれいになると聞いていましたので、まさにその通りです。今もサプリを続けながら、特に食餌には気をつけています。ペットフードにキャベツとササミを混ぜたり、先生から指導いただいて季節に合った旬の食材を食べさせたりしています。

 

 

 

再発を防ぎ、健康を維持。養生を目的に処方しています。

獣医師/神田 優子先生

初診時は毛の量が少なくて硬く、痩せぎみで、舌の色は薄かったです。一見元気そうには見えても、本当に十分元気とは言えない状態と診断しました。膵炎を再発しないことと、下痢や嘔吐をしない体質づくりを一番の目的として中医学サプリを処方し、並行して毛艶を改善し、被毛をしっかり養うための治療も行ってきました。高脂肪食やストレスも膵炎や胃腸疾患の原因になりますので、オーナー様には脂肪分の少ない食餌や手づくり食などを提案し、ご協力いただけたのもよかったと思います。
現在は、1〜2歳の頃の不安定な状態は見られず、体調はうまくコントロールできていると思います。しかし年齢や季節などによって体調も体質も変わりますので、月に1回ぐらい来院していただいて、体の様子を見たり触ったりして健康を確認しています。そうすることでオーナー様も安心でき、ワンちゃんとより楽しく過ごせるのでないかと考えています。

 

記事監修:

日本ペット中医学研究会 https://j-pcm.com/

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