日本ペット中医学研究会 -JPCM- 会員病院 中医学担当獣医師を紹介します
日本ペット中医学研究会で中医学を学んでいる獣医師を紹介するシリーズです。
『漢方(中医学)との出会い』『漢方(中医学)の良いところ』『ひと言メッセージ』で自己紹介しています。
鈴木章子(すずきしょうこ) 獣医師 (ふぅ動物病院)
『漢方(中医学)との出会い』
獣医師として診療を行うようになってから、10年ほどは西洋医学による診療のみを行っていました。
しかし、進歩したはずの獣医学の知識を駆使しても、なかなか良くならないワンちゃんネコちゃんを診ることが増えてきて、西洋医学以外の選択肢を探し始めました。
代替医療を学べる学会で鍼灸や漢方、ホモトキシコロジーなどと出会い、西洋医学と併用してみると、よい感触を得ることができました。
漢方薬は当初、人用の製剤しかなかったので、症状や体質、体重などによる量の調節や組合せが難しく、また粉や顆粒などで飲ませづらかったのですが、現在は動物専用の粒を使用していますので飲ませやすく、飼い主様も効果を感じて続けてくれています。
『漢方(中医学)の良いところ』
身体にあった漢方はワンちゃんも拒むことなく受け入れてくれて続けやすいという印象があります。
続けていくうちにマイルドに少しずつ効いてくれますが、時にガツンと劇的な著効があらわれるところも魅力です。
皮膚病など複雑な病気の場合、症状や体質に合わせ、その子の、その時に最適な手段を見極め、時には西洋医学も鍼灸も漢方も併用しますが、漢方はどのような診療にも組み合わせることができて、邪魔をせずにしっかり効いてくれるので重宝しています。
『ひと言メッセージ』
毎年のことですが、青梅の秋から冬にかけての寒暖差は激しく、近年高齢の子が増えてきたことも重なって、脳梗塞や腰くだけのようになってしまった子の来院が多くありました。こういった症例はなかなか従来の西洋医学では難しいのですが、当院では西洋医学に漢方やホモトキシコロジーなどを組み合わせて対応することでなんとかQOLを維持できている症例があります。
できればそうなる前から、健康維持を目的に定期的に来院いただけると、調子の良い状態を維持するための漢方もおすすめできます。
現在はcovid-19感染対策として予約優先としていますので、お電話にて予約をしていただけるとスムーズです。
電話番号:0428-78-3735
ターミナルケアやグリーフケアについても実践していますので、最期までお任せいただける動物病院として、飼い主様に寄り添えるように診療を行っています。
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