日本ペット中医学研究会 -JPCM- 会員病院 中医学担当獣医師を紹介します
日本ペット中医学研究会で中医学を学んでいる獣医師を紹介するシリーズです。
『漢方(中医学)との出会い』『漢方(中医学)の良いところ』『ひと言メッセージ』で自己紹介しています。
佐藤 義広(さとう よしひろ) 獣医師 (平成動物病院 )
『漢方(中医学)との出会い』
漢方薬は自分が20代の頃心臓をわずらい、ニトログリセリンが手ばなせなかった頃に出会い、飲み始めた所ニトログリセリンを持ち歩かなくてすむようになりました。また、鍼治療は、自分が椎間板ヘルニアを発症した時に医師より手術を提案されましたが、自分で鍼をツボに刺して治療した時、痛みがとれて手術をしないですみました。そんな経験から本格的に中医学(漢方、鍼、推拿、薬膳)の勉強をし、国際中医師、国際鍼灸医師、獣医鍼灸師、国際推拿医師、国際薬膳医師の資格を取得し、動物の為に少しでも力になれればと思っております。現在は、毎日その日の体調に応じて漢方薬を服用しております。
『漢方(中医学)の良いところ』
病気が発症する前の未病時や体質改善、再発予防、病気は発症したけど西洋医学の薬を飲むほどでもない時など漢方薬で進行を遅らせる事が出来ます(例えば初期の腎臓病や心臓病など)。
又、西洋医学の薬で効果がなかなか出ない慢性疾患に漢方を併用すると、特に状態がひどい時などは人間同様漢方薬の中で一番効果のある煎じ薬を使う事によりいっそう効果が上がります。当院では、癌、胆泥症、腎疾患、眼疾患(特に網膜系)、血液病患(原因不明の貧血など)に特に良い結果が得られております。
また、どんな病気でも食生活が一番大事です。手作り食を作れれば薬膳食のアドバイスもしております。当院では処方食の考え方に薬膳の考え方(薬膳は同じ病気でも季節、体質などにより変わります)を加えて調理していただけるようおすすめしております。
『ひと言メッセージ』
人間同様病気になってしまったら治療しなければなりません。でも発病する前の未病の状態で発症しないようにするのが最善です。そんな時は漢方薬が一番だと思います。そして病気になってしまったら世界にはいろいろな治療法がたくさんあります。効果が得られなければ1つの治療法にこだわらず、いろいろな治療法を組み合わせればそれまでにない不思議な効果が得られることがよくあります。
当院ではいつまでも飼い主様を見ていたい動物の為に最善を尽くしたいと思っております。
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